音楽

電気、3年半ぶりのオリジナルアルバム・・・、ってことは今年もう結成23年なんですね(笑)。 最近、時が経つのがめちゃ速い気がするなあ。 この新作も前作の『20』、『Yellow』の流れを汲む「歌ものテクノ」ですが、電気らしい「ハチャメチャだけど心地いい…

2003年に発売されたcapsuleのセカンドアルバム。 すでに10年前の作品だけど、古さは全く感じません。 PVが大好きな「プラスチックガール」を目当てに買ったのですが、その他の曲もなかなかに好み。 ピチカート・ファイヴ的なノリのフレンチポップにテクノが…

2009年に発売されたcapsule初のベストアルバム。 個人的には最近のcapsuleを全く聞いていなかったので、勉強がてら買ってみた次第。 生産数を見誤ったのか、今じゃどこでも半値程度で買えますしね。 「ベストアルバム」とは言え、初期のお洒落フレンチポップ…

元ピチカートファイヴの高浪慶太郎プロデュースによる、野佐怜奈のデビューアルバム。 またも「渋谷系」を髣髴とさせる仕上がりになっていますが、特筆すべきは、2012年時点での渋谷系再解釈ではなく、1990年代初頭のテイストがそのまま再現されていること。…

オリジナルラブ5年ぶりのニューアルバムで、発売は2011年7月。 最近までこのアルバムのことは全く知らなかったのですが、先日youtubeでスチャダラパーとコラボした「カミングスーン」を視聴して一発で気に入ってしまい、即ポチっとな。 ここしばらくは熱く、…

クレイジーケンバンドの世界観を須永辰緒が奔放に解釈、再構築した1枚。 さすがレコード盤長らしく、多彩な仕掛けで全21曲を飽きることなく一気に聴かせてくれます。 もともと横山剣と須永辰緒は趣味や方向性が似ているし、相性も良い気がするので(「セプテ…

2010年に発売されたアルバムが、半値のセール品になっていたので購入。 一時期は新譜すべて買っていたんだけど、最近はとんとご無沙汰中。 でも久しぶりに聞いてみると、やはり良いものですなあ。 収録されているのは全12曲。 本来はウクレレ1本で歌って欲し…

新曲3曲とリミックス6曲で構成されたニューアルバム。 前作「SUNNY」の発展系とされていますが、個人的にはそれほどポジティブな印象は持てませんでした。 いつものようにどこか陰があるというか・・・、テイさんはホントにひねくれものですからねえ(笑)。…

メロディや歌詞に重きを置いていないので、聞き流すだけだと地味にも感じるけど、大音量で音を浴びると途端に快楽に引き込まれ、繰り返し聞いているうちに抜け出せなくなる中毒性の高い表題曲。 リフや卓球のボイスリズム(?)がめちゃカッコイイし、音色の…

現在、地元長崎を拠点に活動している高浪慶太郎の新ユニット「プレイタイム・ロック」。 レーベル名をバンド名として使うんだから、かなりの覚悟と自信があるんでしょうね。 フルート奏者の市場美奈を前面に押し出し、トロンボーン奏者の柴田健一をゲストに…

野宮真貴のデビュー30周年(!)記念アルバム。 収録曲は、「マキのレキシ」、「東京は夜の七時」、「私の知らない私 (Album Version)」、「ベイビィ・ポータブル・ロック」、「スーパースター」、「スウィート・ソウル・レビュー」、「マジック・カーペット…

2011年11月の満月の夜、ついに活動停止が宣言されたムーンライダーズ。 ちょうどデビュー35周年ということで、なんとなくアルバムくらいは出るだろうと予想していたけど、まさかこのオリジナルアルバム25枚目で打ち止めになってしまうとは・・・。 それも激…

高橋幸宏+鈴木慶一の不定期活動ユニットが10年ぶりに再始動。 それでも30年の間に4枚のアルバムをリリースしているのですから、まあ精力的と言えますか(笑)。 1作ごとに印象の大きく変わるビートニクスの「音」ですが、今回もはじめは「ちょっと地味かな…

2007年発売のアルバム。 スチャダラパー、SLY MONGOOSE、ロボ宙によるユニットで、SLY MONGOOSEによるバンド演奏にボーズとアニとロボ宙がラップを乗せています。 重厚かつファンキーな楽曲だけど、「スチャダラパー」的なものを期待して聴くと、ちょっと裏…

吉野友加(アイリッシュハープ)と影山敏彦(ギター)によるユニットによる結成10周年の記念アルバム。 プロデュースは伊藤ゴロー。 上質な日常を彩る楽曲の数々で、まさに「家具の音楽」。 BGMとして聞き流すだけでも心地よくなれるし、聴き込めば聴き込む…

naomi & goroのボサノヴァに菊地成孔のジャズが加わるという、コンセプトだけでもワクワクしてしまう1枚。 ボサノヴァの名曲のみならず、様々なジャンルの音楽をカヴァーしたアルバムで、菊地と伊藤の新曲も1曲ずつ収録した全11曲の構成。 「衝突」と「均衡…

ピチカート・ファイヴの解散から早くも10年なんですね。 この記念の年に小西康陽さんのソロ・プロジェクトとして、「PIZZICATO ONE」が始動。 この仕掛け方はいかにも小西さん的だけど、解散後の10年はどことなく「散漫な活動」という印象が強かったので(野…

当時から大好きだったのに、レコードもCDもなぜかこれまで買ったことがなかったゲルニカのファーストアルバム。 今回の再販を機に、発売から30年経ってようやく盤を手に入れることができました。 太田蛍一によるジャケットデザインは今見ても新鮮で刺激的。 …

1987年発表のベスト盤で、歌姫・戸川純の黄金期を理解するための絶好の1枚。 しばらく絶版が続いていましたが、この度めでたく再版となったので、この機会を逃すまじと。 戸川作品の場合、いわゆる「コンセプトアルバム」が多いので、それらを1枚に編集する…

テイ・トウワ2年ぶりの新作アルバムで、コンセプトは「ハレの日にしか創らない」。 ジャケットのイラストは前2作と同様にバリー・マッギーの描き下ろし。 すでにバリー・マッギー=テイ・トウワというイメージまで固まりつつありますね。 クラブシーン向けの…

鹿児島テレビのローカル番組「ナマ・イキVOICE」のテーマソング。 キャッチーなメロディラインと原田知世の澄んだ歌声が印象に残る佳作です。 あわせて「naomi & goro」が楽曲を提供している番組の旧OPと、菊地敦己(ジャケットデザインも担当)が手がけた新…

ヘイト船長3部作の締めくくりは「回顧録」。 土の中から発掘されたヘイト船長の音源をラヴ航海士が復元したというコンセプトのアルバムで、まさに鈴木慶一の音楽的軌跡がギュッと濃縮された1枚となっています。 凄まじい破壊力を持つジャケットを見ただけで…

「ARCHIVES SERIES」の第7弾。 1982年11月16日に行われた渋谷公会堂でのライブを収録した2枚組アルバム。 ライブ盤は普段あまり聞かないけれど、同ライブでの「工場と微笑」を以前どこかで聞いたことがあって、そのアコースティックバージョンがオリジナルよ…

伊藤ゴロープロデュース作品で、こちらはジャケットデザインを手がけた菊地敦己によるアートブック付(小金沢健人、横山裕一、塩川いずみらが作品提供)の初回限定版。 何のひねりもない直球のタイトルからも分かるように、テーマは「クリスマス」。 YMOの3…

小西康陽の最新リミックスアルバム。 2枚組で全26曲。 新作も6曲ほど含まれていてなかなかの充実度です。 YMOからCCB、SMAP、さらに相良直美や雪村いずみ、フィンガー5、海外ものもTWIGGYからJAMES BROWNに至るまで、リミックスの対象となるモチーフの幅広さ…

4年ぶりのフルアルバム。 先行シングルのメリーゴーランドやアラベスクを含めた全10曲で、トータルタイム40分弱とまとまりの良い1枚。 これまでと同様に安定した小島ワールドを堪能できますが、やや残念なのは新しい要素が見出せなかったこと。 4年も間隔が…

収録曲は、「Upside Down」、「Shangri-La (Y.Sunahara 2009 Remodel)」、「やりすぎコージーOP」、「Upside Down -TV Version」の全4曲。 少し地味に思える表題曲の「Upside Down」は、ストリングスとエレクトロが複雑にからみあうビートに聞き込めば聞き込…

前作の「メリーゴーランド」にプレミアが付いていることなどつゆ知らず、今回も売り切れ店続出と世間が盛り上がっている中、いつものようにアマゾンで注文して発売日をとうに過ぎても届かないことすら気付かずと、これじゃあ小島麻由美ファン失格だな(笑)…

リマスター版での再発ということで、今さらの「名盤」を購入。 時代を先取りした複雑な構造を持つリズムトラックや、コンピュータを用いてコンピュータを礼賛するという「安易(に思える)」な態度のためか発売当時は評価が低かったものの、今やクラフトワー…

ムーンライダーズ、3年ぶりの新作。 前評判は上々、さらに鈴木慶一が近年リリースしたソロワークの2枚も大名盤だったので、かなり期待していたのですが、2回ほど聴いた限りでの印象は「素直なロック」という感じで、個人的にはイマイチかな、と。 還暦間際の…