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伊藤ゴロープロデュース作品で、こちらはジャケットデザインを手がけた菊地敦己によるアートブック付（小金沢健人、横山裕一、塩川いずみらが作品提供）の初回限定版。
何のひねりもない直球のタイトルからも分かるように、テーマは「クリスマス」。
YMOの3人や原田知世など交流の深いミュージシャンが参加した、贅沢な一枚です。
伊藤が得意とするボサノバのみならず、ロックからピアノ曲までバラエティに富んだ内容ですが、どの楽曲もシンプルでメロディアス・・・、やさしさと暖かさに包まれた、そして不思議な静けさを持つアルバムに仕上がっています。
細野さんの歌うボサノバには一発でメロメロになってしまったし、坂本龍一の名作「Merry Christmas Mr.Lawrence」のre-modelバージョンも原曲の良さをより引き立てる絶妙のリミックス。
クリスマスだけでしまい込んでしまうのはもったいない、伊藤のプロデュース能力の高さが光る名盤と言えましょう。