1/20 タイレルP34 1977 モナコ


新製品が軒並み5000円台に突入している昨今のF1キット。
旧商品のリニューアル版も3000円台のものが多いので、定価2100円はひどく安く思えるし、さらには40パーセントオフになっていたので、1つはすでに持っているけど、2個目を購入。
新製品のマスターワークコレクション(完成品)が定価15000円だから、それだったらダメ元でチャレンジしてもいいのかな、と(笑)。
戦績は散々だった1977年のタイレルですが、ファーストナショナルシティ銀行のスポンサードによる青×白の美しいカラーリングのおかげか、76年の車よりももしかしたら人気の高い一台かも知れません(僕も子供の頃に持っていたラジコンのP34が77年型だったのも大きな刷り込みなのかなあ)。
モナコGPは77年型のフルカウルではなく、1976年型のハーフカウルが用いられているので、76年型としてリリースされた当時品をリニューアルするには最適だったのかも。
とは言えさすがはタミヤ、ロールバーやコクピットカウル、モナコGPで使用された大型ウイングの他、リヤシートカウル、フロントブレーキ冷却用ダクト、スタビライザー、テールライトなど細かな差異を忠実に再現するための新規パーツが加えられています。
ドライバーフィギュアやエンジンのパイピング用コードまで封入されるなど、作り応えも満点。
このリニューアルキットの発売はわずか6年前、これで定価2100円なんですから、いかに近年のF1キットが高額化しているか分かるというもの・・・、世知辛い時代ですねえ。
こうしたオールドF1を見ていると、余計に巨大ビジネスとなった近年のF1グランプリについてもちょっと懐疑的になってしまいますなあ。