超像可動「DIO Ver.Black」


中学生の頃それなりに読んでいた「ジョジョ」がいつの間にかこんな人気になっているとは!
ジョジョ展はチケットを手に入れるが難しかったようだし、荒木飛呂彦を特集した『美術手帖』は過去最高の売り上げを記録したそうだし、実はまだ連載も続いているというし(笑)、何だか「浦島太郎」にでもなった気分。
当時は「ジャングルの王者ターちゃん」とか「気まぐれオレンジロード」とか「ハイスクール奇面組」とか「ストップ!ひばりくん!」がアニメ化されても、「ジョジョ」にはそんな気配すらなかったのにねえ・・・。
世の中いったい何がどうなるか分からないものですなあ。
その様式美がマニエリズムを好む現代性とうまくシンクロしたこともあるのでしょうが、改めて考えてみると、「スタンド」という属性やロールプレイング的な物語構成も時代を大きく先取りしていたのかも知れません。
僕自身はジョセフ・ジョースター(&ジョナサン&承太郎)とディオの時代くらいしか知らないのですが、せめてこの爆発的ブームの一端を味わってみたいと、遅ればせながらディオのフィギュア(メディコス製)を買ってみました。
手にしてみると、造形、塗装、可動を含め、ホントに良く出来ているなあと思います。
黒い衣装はフィギュアオリジナルらしいけど、ディオのキャラクター性とぴったりマッチしていて良いですね(っていうか服の色まで覚えてないし)。
頭部は表情違いで2種付属し、ナイフと道路標識、連打エフェクトのオプションパーツも同梱。
ただし連打エフェクトは別売のスタンド「ザ・ワールド」用ということで、ちょいと残念でした(しかも、買おうと思ってもどこにも売ってない泣)。
アニメも玩具も30年前に比べるとクオリティが飛躍的に進化しており、原作のイメージに忠実な関連商品が量産できる現代・・・、今にして思えば、当時アニメ化、玩具化されなかった(安易に消費されなかった)ことがむしろ良かったのかも。