Formula1 Modeling Laboratory


作例集というよりは、完成させるまでの工作手順を丁寧に解説したHow to本。
ゆえに掲載作品としてはタミヤ1/20「ロータス79」、タミヤ1/20「マクラーレンMP4/4」、ハセガワ1/20「フェラーリ312T」の3点のみ。
製作はすべて森慎二氏で、F1模型の基礎的な工作方法の他、デカールの貼り方、パイピング、クリアーコーティング、研ぎ出しのやり方などがポイントを的確におさえながら解説されています。
基本は『モデルグラフィックス』の記事を再録したものですが、かなり加筆されており、きちんと手間をかけて編集されている点も好印象。
美しい完成品画像だけならネットでいくらでも拾える時代になったので、書籍は今後こうした方向性にシフトしていくんじゃないでしょうかね。
でも、値段の高い点は大きなマイナスポイント。
それほど印刷が良いようにも見えないしなあ。


大日本絵画