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1988年に16戦15勝を挙げ、セナプロ対決も含めて話題となったマクラーレンMP4/4の特集本。
F1の歴史に欠かすことのできない伝説のマシンに焦点をあてるという、『F1モデリング』やモデルファクトリーヒロのムックを強く意識したつくりとなっています。
ただしそこは『F1速報』の関連本なので、単にマシンのディテール写真が集められているだけではなく、そこにからむ様々な物語までフォローする編集方針。
セナプロの確執についてはもはや散々読まされてきたので半ばどうでもいいし、ホンダエンジンのことも個人的には全く興味ないんだけど、デザイナーであるゴードン・マーレイやニール・オートレイのインタビューはなかなかに面白かった。
全16戦分のモディファイを図解するという方向性も良いんだけど、肝心の写真が黒つぶれを起こしていて細かな部分まで確認できないなど、ちょっと残念な面もありました。
ともあれ1000円を切る価格でこうした内容の本がシリーズ化されるのはとてもありがたいので、ぜひとも長くがんばってもらいたいところ。
しかし次回は「フェラーリ641/2」で冬発売予定・・・、ちょっと間隔が長いなあ。