『名車列伝』vol.5


巻頭は「ジャン・アレジの愛車たち」。
デビューマシンの「ティレル018フォード」(1989年)から「フェラーリ642」、「フェラーリ643」(1991年)、「フェラーリF93A」(1993年)、初優勝を遂げた「フェラーリ412T2」(1994年)、「ベネトンB196ルノー」(1996年)、「ザウバーC17ペトロナス」(1998年)、「プロストAP03プジョー」(2000年)、「プロストAP04エイサー」(2001年)、ラストランになった「ジョーダンEJ11ホンダ」(2002年)が収録されています。
良いチームにいながらあまり結果を出すことのできなかったアレジ・・・、マシンに恵まれなかったというより、開発能力に欠けるって方が当たっているんじゃないかなあ、とその軌跡を見て思った次第。
第2特集は、なんと「ミナルディ」。
マニアック過ぎる気もするけど、個人的には無問題(笑)。
「愛しのミナルディ」と題され、「ミナルディM185モトーリ-モデルニ」(1985年)、「ミナルディM189フォード」(1989年)、「ミナルディM193フォード」(1993年)、「ミナルディM197ハート」(1997年)、「ミナルディM01フォード」(1999年)、「ミナルディPS01ヨーロピアン」(2001年)、「ミナルディPS02アジアテック」(2002年)、「ミナルディPS05コスワース」(2005年)が紹介されています。
アロンソをはじめ後にスターとなったドライバーたちのデビューマシンも多く、存外に楽しめました。
で、最後は恒例の「著名デザイナーの佳作」。
収録されているのは、「リジェJS11フォード」(1979年)、「ルノーRE30」(1981年)、「マクラーレンMP4/3TAG」(1987年)、「オゼッラFA1Mフォード」(1989年)、「ブラバムBT60Bジャッド」(1992年)、「ウイリアムズFW15Cルノー」(1993年)、「ロータス109無限ホンダ」(1994年)。
まさに珠玉混交といった趣です(笑)。
以上、合計26台のマシンが4頁の写真+2頁の解説でそれぞれ取り上げられています。


三栄書房刊。