「ガンダムUC」vol.1


当初はスルーするつもりだったけど、そのあまりの評判の高さに意志が揺らいでつい購入。
しかし初回流通分がわずか数日で完売しちゃうんだから、いかに多くの人が現行のガンダム世界に辟易しているのかが分かるというもの。
最後に残るのはやはり宇宙世紀ものなんでしょうな。
で、肝心の中身であるが、確かに面白かった!
現行ガンダムのようにお互いに見得を切りあう派手な戦闘シーンではなく、丁寧な演出によってMSごとの個性を感じさせる動きを作り出しており、メリハリと説得力のある、そしてメカニカルな機能美に富んだ映像になっています。
スタークジェガンやロトがあれほどまでに格好良く見えるとは思わなんだ!
ストーリー運びはやや性急な感じがするものの、ユニコーンガンダムが起動するラストの盛り上がりまでをきれいな起承転結で、しかもあざとい演出に頼ることなくしっかりと描いているし、そういう意味ではオーソドックスな作りがやはり一番なのだと改めて感じた次第。
1時間で定価3000円台という設定もバンビジュにしては良心的だし、あまり間隔を空けずに2話目以降を発売してくれたら言うことないな、と。