完全変形1/60「YF-21」


やまとの完全変形マクロスシリーズをはじめて購入。
1/72「YF-21」の発売時も店頭で買おうか買うまいか随分迷いましたが、今回スケールアップした決定版が出たので結果的には良かったのかな、と。
実を言うとマクロスシリーズの中ではストーリー的にも映像的にも音楽的にも「プラス」がもっとも好みで、印象深いYF-21の活躍(特に劇場版)が今でも鮮明に思い浮かぶほど、大好きな機体なのです(第2位はSV-51)。
ゼントラーディ軍の技術を応用したというクァドラン系のバトロイドもデザインが秀逸で、アニメ本編でもファイター形態からかなり無茶な変形をしていましたが、大量生産の玩具でほぼ破綻なく変形できるんだから見事という他ありません。
実物を見ると、ファイター形態の薄さは非常に感動的で、「これが本当に変形するの?」と思わせるくらいに、航空機としての美しいラインが再現されています。
その分、変形はかなり複雑、初マクロスの僕にとっては難儀の連続でありました(笑)。
これ開発した人の頭の中は一体どうなっているんでしょうねえ。
そうそう変形させて遊ぶものでもないのでしょうが、ガウォークもバトロイドもそれぞれ魅力的なスタイルなので、どの形態で飾るか悩んでしまいます。
ガンポッド×2、ファストパック、透明成型のディスプレイスタンドといった付属品も充実し、別売りのフォールドブースター用アタッチメントも付属。
ライディングギアは差し替えなしで展開でき、ベクタードノズルやキャノピーも開閉可能、コクピットには印を結んで操縦するガルドもきちんと収まり、YF-21ならではの手足をパージしたリミッター解除状態も再現できるなど(やってない、というかやならいだろうけど)、ここまでやるかという驚きが満載の玩具でした。
関節のゆるい部分(特に股関節)や変形の際に手荒く扱うと壊れそうなパーツもあるけれど、ここまで突き詰めて開発されたものであれば、少々の不具合には目をつぶるべきではないでしょうかね。
それくらいに超絶の完成度を誇る一点です。