オージ


リミテッドモデルアクションのエルガイムとバッシュを酷評されたメガハウスがどこまで責任を感じ、力を発揮してくるか楽しみにしていたのですが、結論から言うと今回もやっぱりダメでした。
コスト削減のためなのでしょうが、パッケージを簡略化したのもシリーズの統一性を考えるとやや疑問。
パッケージのウインドウ越しに眺める分には造形と塗装のクオリティはかなりアップしているけれど、問題なのはその可動。
自重を支える肝心の足首周辺パーツが脆いから、ポーズがほとんど決まらないのです。
これ、アクションフィギュアとしては致命傷ではないでしょうか。
銀を塗装した上からクリアーコートで再現される「金」の表現はなかなかのものだし(ただし高額商品なんだからパーティングラインの処理くらいはしっかりとやってもらいたいもの)、ディスプレイスタンドと巨大なサイスのみが付属するオプションパーツもオージだからこれでオーケー(欲を言えば「セイバー」も付けて欲しいけど)。
そう、安価な商品であれば充分納得できるレベルなのですが、何せ1万円を超える高額品だから細部の詰めの甘さが余計に気になって仕方ないのです。
滅多に立体化されないモチーフなだけに、勿体無いというか残念でなりません。