【おもちゃ】

千値練 1/16「機動歩兵」


スタジオぬえの加藤直之、宮武一貴が共同でデザインした、ロバート・A・ハインライン『宇宙の戦士』に登場するパワードスーツ。言うまでもなく「ガンダム」の元ネタにもなった伝説のロボット(?)です。
1/16ということで、大きさ的にはガンプラの1/144程度。ウェーブのプラモが1/12で程よい大きさだったので、スケール的にはやや不満も。しかし、ABS製の外装はシャープな造形でプロポーションもバッチリ!さらにダイキャストを含めた複合素材によってカッチリとした可動とギミックを持ち、いじって遊ぶならナンバーワンのパワードスーツでしょう。外装は全塗装されているので、質感的にも「玩具」としてはハイレベル。物足りないなら、ちょっとウェザリングや墨入れをするだけで大きく化けるでしょう。
同じ完成品としては、これまで海洋堂リボルテック版が存在していましたが、あれは基本ゴム人形なので比べものになりません。せっかくワンフェス限定版まで買ったけど、完全な「無駄遣い」でしたね。
昔、加藤さんから直々にパワードスーツのポージングについて教えてもらったことがあるけど、背中に重い物を背負って踏ん張る人間の姿を思い浮かべてポーズを付けると良いそうな。つまり腰を落とした前傾姿勢がパワードスーツの基本ポーズなのですが、当然それも自然に決まります。あの有名な「卵拾い」もできるとはねえ(なんと卵のパーツまで付属w)。
頭部はエッジの立った初期生産型と曲面構成の後期生産型の2種が付属し、背中のキャノンは収縮ギミックが組み込まれ、発射状態を再現することも可能。パイロット乗降のための肩部の左右スライドギミックや、オリジナルデザインのハンドフレーマー用アームまで装備できる、至れり尽くせりの内容。
これが1万円ちょっとで買えるのだから「格安」だと思いませんか? 全身像のフィギュアが付けば最高でしたが、それはいずれ出るであろう1/12バージョンに期待、ということで(願望)。