【模型】

タミヤ 1/24「トヨダ AA型」


「スポーツカーシリーズ」ちゃうやろ!という定番のツッコミはさておき、いきなり1930年代の車をタミヤがプラモデル化するとは驚きでした。「トヨタ」ではなく、まだ「トヨダ」ですよ(笑)。先ごろ1/35のMMシリーズで「トヨタAB型フェートン」が発売されましたが、設計の流用等で開発コストが抑えられたのでしょうか??
まあトヨタ初(国産初)の量産車という点ではメモリアルな一台だし、模型で日本自動車史の重要なピースが埋まるのは大歓迎!応援の意味も含めて購入しました。
エンジンレスですが、これは再現したくてもできないのでしょう(トヨタ博物館の展示車にエンジンは付いているのかな?)。板バネ式のサスペンションなど古い車らしいシャーシの構造はきっちり表現されているので決して「手抜き」ではないと思います。またフロントグリルの精密な造形も、さすが最新キットといったところです。
エンブレムはエッチング製、車体に入るクロームメッキのラインはデカール対応ですが、さすがにこの細さじゃ貼るのは至難の技。塗装の方が簡単に仕上がる気がします。
1920年代にギャングが載っていた(というイメージ)アメ車を彷彿とさせるデザインですが、そのバタ臭さが時代を感じさせてくれる1点です。
運転している中年オヤジフィギュアも好感度高し!