【模型】

1967年にデリバリーが開始された「ダットサン フェアレディ」の完成形。ちなみに日本車ではじめて最高速200km越えを記録した高性能スポーツカーです。
1970年に後継となる「フェアレディZ」が発売されてからは、「フェアレディといえばZ」という認識が定着してしまいましたが、よく考えてみてください、「淑女」なんですよ。初期型の「フェアレディ1500」こそぽっちゃりタイプでしたが、徐々にスリムになっていき、この2000の曲面美たるやまさに「美しい女性」そのものです。「フェアレディZ」から女性的イメージが湧きますか？って話ですよ（笑）
キットは良くも悪くもフジミ製ですが、流麗なボディラインの再現性は高いと思います。なにぶん古いキットなのでエンブレムのモールドが一体化されていたり、オープンカーの割にインテリアがしょぼいなど、かなりテクニックがないとまともな完成品にはならない気も。箱にも「イラストと模型内容は異なる場合がございます」と注意書きがあるように（しかし「異なる場合」って言葉の使い方が意味不明。じゃあ「異ならない場合」もあるのか？）、作るには相応の覚悟がいる1点です。まあ、今の時代にこんなマニアックな車を再販してくれただけでもありがたいと思うようにしましょう。値段も2000円を切る安さですから失敗することを想定しての2個買いもありかも知れません。
少なくとも昨日紹介した「デ・トマソ・パンティーラ」よりは遥かに「マシ」ですね。