1/16「スノーマン」


千値練で1/16カウツのテストショットを触らせてもらい、その完成度の高さに驚きつつ、たまたまイエサブで第一弾のSAFSが半額になっているのを見つけたので、つい手が伸びてしまいました(笑)。
なぜ今まで興味が湧かなかったかと言えば、完成品アクションフィギュアゆえ、いくらがんばってもその塗装のクオリティはイマイチで、それがひいてはトータルな印象で足を引っ張っていたことに気づいた次第。
どうしても完成品にすると玩具っぽく見えちゃうんですよね。
今回値段が下がっていたのはバリエーションアイテムのスノーマンで、これが他よりさらに売れなかったというのも、多分そういうことなんだと思います。
しかし、その造形性の高さはかなりのもの。
とても美しいフォルムとボリュームを有しています。
ハッチの開閉ギミックも驚くべき精度でパチピタ。
中の人の造形にも一切手抜きはありません。
脚部は残念ながらほとんど可動しませんが、まあデザイン的に止むを得ないところでしょう。
ということで、このシリーズは完成品ではなく、あくまでも素材として扱うべきなんでしょうね。
まず目立つ腕のパーティングラインを消し、いかにもおもちゃ然とした目と口のペイントもいったん落として描き直し。
もちろん全身も塗装を削ったり、剥がしたり、そしてさらに色を塗り重ねていったりと手を加えることで必ずや驚くほどに化けるはず。
組み立てと基本塗装が施されているキットと考えれば、これ以上ありがたいことはないと思える訳です(笑)。