『F1モデリング』vol.54


版元の倒産で幻となってしまった35号を、54号に再編集して収録。
ということは35号そのものは永遠に「欠番」となってしまった訳ですね。
それはそれでちょっと残念でもあります。
その35号は2007年シーズンのチャンピオンであるライコネンの特集だったようで、チームロータスからの復帰、2013年開幕戦優勝というタイミングから今号への掲載が決まったのかも知れません。
劇的な最終戦でのチャンプ獲得、フェラーリのダブルタイトルといった記事に加え、ライコネンが6勝したF2007の仕様が詳しく紹介されています。
フジミキットの製作にも役立ちそうです(いや、フジミキットのいい加減さが分かってしまう?)。
もちろんライコネンフェラーリの記事だけでなく、各マシンの紹介や恒例の「Under the Microscope!」も13戦のイタリアGPから最終戦ブラジルGPまでが掲載され、これで創刊以来の全レースが補完されたことになります。
空力パーツゴテゴテのマシンを当時はかっこいいと思っていたけど、今改めてみるとちょっとクドく感じちゃう、時間の流れってそういうものなんでしょうね(笑)。
最新54号である以上、開幕した2013年シーズンと最新マシンについての記事も。
まあさらっと触れられているだけですが、ここは55号以降にしっかりとフォローされていくことでしょう。
模型コーナーはタミヤRB6の臓物ディテールアップ記事。
部分的には参考になるかな??


東邦出版刊。