1/20 ザウバーC31 スペインGP


2012年の日本GPで3位表彰台を獲得した小林可夢偉のマシン。
2011年型のC30がキット化されていたので、まさか2年連続はあり得ないだろうと思っていたら、そのまさかが現実に。
当たり前のことながら日本GPの結果を受けて開発された訳ではなく、そう考えるとフジミの「勢い」は本当に凄まじい。
しかも、2012年型マシンだけでもこれで3台目ですからねえ。
同じエンジンを積むフェラーリF2012より優れたマシンという評判でしたが、確かにステップノーズやカウル後端の処理などのボディワークはF2012より洗練された美しさがあるように思います(まあ美しさ=速さではないんでしょうが)。
で、肝心のキットの出来ですが、いつものフジミクオリティで可もなく不可もなく、といった印象。
ただしタミヤ「RB6」の発売直後だから、並行して作ると、パーツ分割のいい加減さや組みにくさがちょっと際立っちゃいます。
しかも今回はことさらカウルの合いが悪いし・・・。
まあ幸いにもキットはエンジン&ラジエターレス仕様なので(笑)、カウルは完全固定っすな。
当然、後からエンジン付の別GPバージョンが出るのでしょうが、おそらくそのエンジンはいつものエンジンパーツの使い回しだろうし、とすればあえてエンジンレスにする必然性なんて本来はあまりないと思うんだけどなあ・・・。
さらに今回は表彰台3位を獲得した日本人選手のマシンということもあり、今まで以上に手を変え品を変え(いや品は変えないかw)バリエーションを乱発してきそうな予感。
フジミさん、せっかく自らの手で再開拓した市場なんだから、それを自ら進んで荒らさないで欲しいっす。