1/20ザウバーC30ブラジルGP ヘルメット


ひとつのアイテムを活用しながらキットの種類を多く増やしていくにはどうしたらいいか。
フジミの出した答えは、はじめにエンジンレスキットを発売して、その後にエンジン付を売ること。
確かに賢い戦略だとは思いますが、F1模型が好きなモデラーの「欲望」につけ込む汚いやり口でもあります。
しかも、このブラジルGP仕様はさらに「ヘルメット付」を別商品として出すんですから・・・。
エンジンレスキットを出す理由については、おそらく「価格を抑えるための配慮」などと言い訳するつもりなんでしょうけど、真にF1模型ファンのことを考えてくれているのなら、「最初」じゃなく「後」から廉価版として出すでしょうし、こういうところからもメーカーとしての志の低さが見て取れます。
実質的にはエンジンとラジエターが付いても数百円程度の差しかないんだから、あわよくば2回買ってもらおうという魂胆が露骨に感じられて、本当に萎えてしまいますな。
ちなみにこのブラジルGP仕様、外観上はフロントウイング用の小さなRパーツのみが新規。
せっかくだから人柱になってヘルメット付を選択してみましたが(さすがに2種も買うほどお人よしではなし!)、この程度のクオリティのヘルメット(レジン製、バイザーは非クリア)で3000円も余計にとられちゃったのか、とただ思っただけ。