1/20「FW34スペインGP」


名車ウイリアムズFW14Bルノーからちょうど20年、今年のFW34ではついにルノーエンジンの獲得に成功し、1997年以来の黄金コンビが復活。
復調が期待され、実際バストール・マルドナドが第5戦のスペインGPで、何と8年ぶりの勝利を挙げました。
しかし、全体としては依然低調なシーズンが続き、コンストラクターズでは8位どまり。
優勝を記録しているにも関わらず、ポイントを獲得したチームの中で下から2番目では、ちょっと厳しいっすね。
おそらくピーキーな特性があって速い時と遅い時の差が激しいんだろうけど、ドライバー次第ではかなり上位を狙えたかも知れません。
ただ、カラーリングはどこかロスマンズ時代を彷彿させるし、超コンパクトギアボックスのおかげでリアサス周りが独特の構成になっていたり、今年の特徴であるステップノーズも段差がかなりきつくつけられているなど、デザイン的には見所の多いマシンであることも確か。
ということで、フジミのFW14BもしくはFW16とどうしても並べてみたくなったけど、インジェクションキット化など夢のまた夢、ガレージキットとしても大手メーカーからはたぶん発売されないだろうから、今回はじめてAMC Modelsのキットを購入してみました。
70個限定ということで、値段がやや高いのはやむを得なし。
構成的にはボディやフロントウイングがレジン、サスペンションやリアウイング、ホイール等がメタル、細かな箇所にエッチングとごく一般的なもの。
レジンの成型品は思いのほか上質で大きな歪み等は一切なく、メタルパーツの精度も上々、エッチングも良い素材を使っている印象で、素直に組めそうです。
スラントノーズのところでボディが分割されているのがちょっと新鮮ですね。
デカールだけは貼ってみないと分かりませんが、オフセット印刷っぽいけど発色は良好で不満は感じさせません。
イリアムズやルノー、セナのロゴのみプリンター出力となっていますが、まあ小さなロゴなのでそれほど違和感はないでしょう。
トータルで見れば、大手メーカーのキットと比較しても遜色ない、というか、むしろそれらより上質の1点かも。
・・・モチーフへの「愛」の差なのかな(笑)。