Brooks Brothers 2011-12 COLLECTION


アメリカントラッドの老舗である「ブルックス・ブラザーズ」の初ムック。
25年来のブルックスファンとしては、ブランドのトピックや歴史をまとめた記事を楽しみに購入したものの、ページ数も内容も思った以上に薄っぺらくてガッカリ。
確かに書名は「2011-12コレクション」となっているけど、ブランドそのものに対する深い考察がもう少しあるかと期待していたのですが・・・。
しかも掲載されているのは定番品ではなく、最新のモードを取り入れたデザイン商品が中心で、さらにゲンナリでした。
しかしオマケ程度に考えていたトートバッグが、かなりしっかりとしたつくりで大きさ的にも充分だったので、こちらは良い意味でビックリ。
でも・・・、ロゴマークがデカデカと入っているのでちょっと使いにくいかも。
もともとシャツはおろかポロシャツにもロゴなど入れず、素材と縫製の確かさで支持を集めていたブランドのはずなのに、今ではシャツにもロゴが入っているは生産の中心はアジアになってしまったはで、ブランドの本質的な部分がどんどん失われていくような不安と寂しさを感じる今日この頃。
ああブルックスよ、お前もか・・・。


宝島社刊。