「ブロードウェイと銃弾」


往年のギャング映画をウディ流にアレンジした1995年日本公開の佳作。
さすがは映画マニア、往年のスタイルを流用しつつ、新しい表現として提示していくのがホントにうまい監督さんです。
カルロ・ディ・パルマによる色温度の高い暖かみのある映像がとても美しく、アカデミー賞助演女優賞に輝いたダイアン・ウィーストの演技も実に素晴らしい。
ウディが演出のみに徹したのも、この作品の場合は良い方向に作用しているように思います。
サスペンスとコメディのほどよく調和したウディならでは作品です。