超合金ホイホイさん


バンダイのような大企業が、他社が懸命に育てたフィギュアコンテンツを横取りするとは情けなや。
まあ原作の元締めがメディアワークス=角川だから、こうなるのも時間の問題とは思っていたけれど。
版権ビジネスの上であぐらをかき続けたせいか、リスク回避ばかりを考え、新しい市場を自ら開拓しようという意欲すらも失いつつあるメーカーに「先」などないと思うんですがねえ。
商品の方は後発のメリットを活かして、アームマシンガン、ハンドガン(グレネードユニット付)、十六夜(刀)といった武器に加えて充電器まで付属し、裸足パーツに差し替えて充電中の様子を再現できるなど、単体商品としてはコトブキヤキットよりバリューは上。
さらには初回特典として原作にも登場した「笑って!ホイホイさん3種セット」(顔面用差し替えパーツ)も同梱されています。
しかしあくまでも「後発」なんだから、コトブキヤプラモより出来が良いのは当たり前・・・、それを単純に褒める訳にはいきませぬ。
むしろ追加武装セットを「ネット専用商品」として「限定販売」するところがいかにもバンダイらしいやり口で、さらに萎えさせてくれます。
それでもホイホイさんじたいに罪はないので、立体物としては愛でてあげますけどね(笑)。
でも「重み」があるってのはホイホイさんの場合はかなり重要かも。
「超合金」シリーズの枠内での立体化、その点だけはバンダイを評価してあげましょう。
それにしても、この小さなパッケージで定価9000円超えという価格にも驚き・・・、玩具の値段もどんどん高騰していますねえ。