G.F.F.N.「ZII」


PCVをメイン素材とする「M.I.A.」が複合素材の「ロボット魂」へと移行したように、「G.F.F.」も同様のリニューアル。
こちらはシリーズ名が継承され「GUNDAM FIX FIGURATION NEXT GENERATION」となったものの、実質的にG.F.F.は打ち切りとなるのでしょう。
G.F.F.にもラインナップされていたZIIを第一弾にぶつけてきた点からも、そうした思惑が読み取れる気がします。
ABS、PCV、POM、金属というそれぞれの素材を活かした構成は、まさにロボット魂シリーズと同様で、今後はいわば「ロボット魂」の上位商品と位置づけられていくのではないでしょうか。
ということで、この新生G.F.F.、造型は確かにシャープ、変形や可動もスムーズになったとは思うのですが、やはり値段の急上昇が気になるところ。
わずか10cmちょっとの大きさのロボットに、そんなにポンポンと1万円に近い金額なんて出せるわけありません。
さらに、塗装の工程を減らすためか、ホワイト部が成型色そのままなので、これまでのG.F.F.よりもある意味チープに見えてしまうのは、さすがに厳しいのではないかと。
付属品はメガビームライフルビームサーベル、クレイバズーカ、そしてG.F.F.と同様の専用ディスプレイ台座が同梱。
頭部造型の甘さや件の部分塗装、マーキングを自分で施す手間などユーザーからの不満点も多く出ており、ある意味多難な船出になってしまったようですが、第二弾以降でどこまで評価を挽回していけるか見物ですね。
少なくとも価格に見あうものじゃないと思う僕は、今後お付き合いしないつもり。