ボレロ・カリフォルニア


オリジナルは1991年発売で、この直後に盟友安井かずみを失ってしまったトノヴァンの今のところ最後(最新)のソロアルバム。
コンセプトはラテンで、アレンジは軽妙、韻を踏んだ言葉遊びや何気ない日常生活を描いた歌詞も絶妙。
それでいて聞き込めば聞き込むほど、深い世界観が立ち現れてくるという不思議な一枚です。
かつてのポピュラーミュージックはこんなにも良質であったことを今の若い人にぜひ気付いてもらいたいなあ。
でなければ、再販することの意味もほとんどないように思います。