魂SPECエルガイムMk-I


プロポーションは非常に高いレベルでまとめられているように思いますし、ポリカーボネート素材を使用した装甲の光沢と色味もバッチリ。
ただし装甲には一部金属パーツも用いられているので、塗装の質感にややバラツキがあるのは残念な点。
大きさも単体として見ればちょうど手頃なのですが、できればR3エルガイムマークIIと並べられるサイズの方が良かったかも知れませんね。
何よりも問題なのはムーバルフレームで、ランダムスレート内の可動部がプラ素材なのは折れてしまう危険性があって遊びにくいし、シリンダーやジャッキが可動しないのも「なぜ?」と言わざるを得ません。
ランダムストレートがガバッと90度開かなければ固定できないのも大きなマイナスでしょう。
付属品は、パワーランチャー(3本)、バインダー、バスターランチャー(MK-II用)、ランドブースター・ライト、エネルギーケーブル(3本)、セイバー(3本)、ランサー(2本)、ハンドランチャー、Sマイン(2個)、スパイラルフロー・フリッカ(走行状態と収納状態の2種で、本体へのドッキングギミックも完全再現)と劇中に登場するものはほぼ網羅されておりプレイバリューはかなり高くなっていますが、いつものバンダイ商法でフライングスタンドが同梱されないのも個人的には気になるところです。
リリスガイム」などというどうでも良いオマケを付けるより、本体の完成度を高めたり、付属品をさらに充実させて欲しかったと思います。
これまでにない高いスペックを持つエルガイムの立体物であることは間違いありませんが、最終的なところでもう一歩踏み込みが足りない詰めの甘さを感じてしまいました。