SP陸戦型ガンダム


バンダイの川口克巳氏プロデュースによる全身にウェザリング塗装が施されれた「スペシャルペインテッド」シリーズの第三弾。
川口氏のサンプル塗装を忠実に再現した完成品フィギュアらしいけど、なんだか中途半端な印象を受けてしまう。
これまでのSP版とは異なり全身が塗装されているわけではなく、成型色の上からウェザリングされているだけなので、雑誌に掲載されている「簡単フィニッシュ」の作例のようなチープさが残ってしまっているのです。
まあ、ウェザリングはちょっとした筆の動きひとつで雰囲気が著しく変わってくるものだから、見本そのままを再現するなど至難の業であり、どうしても軽く見えてしまうのは致し方ないところでしょう。
おそらく、あと何工程か加えると良い感じになってくるのかも知れませんが、そこまで望むのは欲張り過ぎ?
でも、定価が5000円を超える商品なんだから、そのくらいは期待しても良いよねえ、バンダイさん。
中身スカスカで、むやみに大きな外箱も個人的には印象悪い部分です。