PIZZICATO FIVE I LOVE YOU


お約束でもう1枚。
メッセージ性の強い楽曲を中心に構成された、いかにも小西康陽さんらしい選曲によるコンピレーション・アルバム。
表層的でフェイク感のある「ハッピーでキャッチー」なイメージより、バンドとしての本質はむしろこっちにあるのかも知れません。
特に90年代後半はね・・・。
意味のない言葉を羅列させ不思議なイメージを作り出すのもうまいし、きちんと文学的な表現もできるし、グラフィックデザインの方向性などを見ても、小西さんってつくづく「文字」の人なんだなあ、って思います。
アルバム後半の、「華麗なる招待」〜「大都会交響楽」〜「サマータイム サマータイム」〜「私の人生・人生の夏」の流れは本当に感動もんです。