【模型】

フジミ「いすゞ 117クーペ(前期型)」


2005年発売なので比較的最近のキットなのですが、なかなか再販がかからず、現在ではやや入手困難になっています。
実車どおりハンドメイドの「最初期型」、量産丸目タイプの「前期型」、角目の「後期型」の3種が発売されましたが、個人的に強く印象に残っているのは丸目4灯の「前期型」なので、こちらを選択。
しかし、なぜか箱絵は「最初期型」に見える・・・。側面の解説にも「70〜73モデル」と書かれていて、思わず「???」となりました(「前期型」の生産時期は73年から77年なので)。
まあ、いつものフジミのミスだろうと思ってパーツを確認すると、フェンダーミラーやウインカーの位置はきちんと前期型になっているのに、一番の決めポイントであるフロントグリルがなんと最初期型のままという・・・。こんな致命的なミスを平気でやらかすのがフジミなんですよねえ。
気になって調べてみたらコクピットのインパネは後期型になっているようで本当にいい加減。それで3種を堂々と発売するんだから、厚かましいというか何というか。天才ジウジアーロに対するリスペクトなんて全くないんでしょうな。
メッキパーツのクオリティもかなり低いし、一気に作る気力が失せてしまいました。そして再販がかからない理由もなんとなく分かった気がします。
タミヤかハセガワかアオシマ(要はフジミ以外ならどこでも)にぜひリメイクしてほしい1台です。