【模型】

1/20「グラジエーター(後期量産型)」


完全な新規金型キットとして、満を持しての発売となった「グラジエーター」。ついに「大物」が登場です!
SWの影響を受け80年代に大流行した四足歩行メカの流れをくむ1点ですが、その有機的なフォルムはロボットというよりも、お腹が孕んだ昆虫のようにも思えます。正面と側面、背面それぞれ印象が大きく異なる点がデザインとしての巧みさを物語っていますね。
ボリュームのある本体を細い脚で支えるため、脚部付根と膝関節は可動式ながらもストッパー機構が設けられているので、躍動感あるポーズもビシッと決まります。スナップフィットキットですが、単に組むだけだと合わせ目がかなり目立つので、接着、ヤスリがけは必須でしょうが、まあマシーネン好きがパチ組で終わるはずはないので、潔く接着剤使用にしてパーツ表面を平滑にすることを目指して欲しかった気もします。脚部はかなり細かなパーツが多いし、真鍮線やアルミメッシュまで付属するキットなんだから、徹底的に「上級者向け」にしても良かったのではないからしん。その他、ハッチ、エンジンルーム、ヘッドライトが開閉式で、様々な情景の演出が可能になっています。
わざわざ「後期量産型」と記されているくらいだから、バリエーションとして初期型もいずれ発売されるんでしょう。カンジキタイプ、早く見てみたいですね。ボックスアートも縦横の比率を最大限に活かした構図で、横山語に倣って言えば「サイコーにかっちょいいグラジエーター」が拝めます。ウェーブのシンプルなホワイトパッケージは横山宏のイラストを楽しむには最適のフォーマットですね。
もちろん2個買い!!