1/144「ローゼン・ズール」


ホントにガンダムUCはキット化の敷居が低いシリーズですね。
それだけ人気があるってことなんでしょうが、並走する新作コンテンツがガンダムAGEじゃこうなるのも当然でしょうな。
ということで、ついにepisode6で活躍するであろうローゼン・ズールまでもが登場。
意匠過多な機体ですが、はっきり言って「大好き」です(笑)。
ハンマ・ハンマの後継機という設定で、さらにはマシュマー・セロを意識してか、薔薇をモチーフにしたデザイン&カラーリングとなっています。
ボリュームがありながら優雅さを兼ね備えており、異形でありながらも洗練された美しさを持つ、デザイナーカトキハジメの「巧さ」が光るMS。
バンダイの技術力も曲面表現は「今一歩」だけど、ボリューム表現についてはもはや「隙なし」って感じです。
両腕の三連装メガ粒子砲は射出状態が再現可能。
これは有線でオールレンジ攻撃が可能なサイコミュ兵器ですが、そのインコムも収納・展開状態の双方が付属しています。
さらには背部バインダーに収納されたサイコ・ジャマーも取り外し可能で計6発が同梱。
まるで薔薇の花びらのようなサイコ・ジャマーの形状がひときわ目をひきますね。
インコム&サイコ・ジャマー用のディスプレイスタンドも4つ同梱されるなど、キットとしてもかなり気合いが入っています。
ただ、設定では濃紫なはずのボディ部の成型色が茶色になっているのが何とも・・・。
サンプルでは良い色味だったのに、なぜに製品版でこんな改悪をしちゃったかなあ。
まあ、これで塗装仕上げは確定ってことで、パチ組みで満足させないバンダイの「配慮」と受け取っておきましょう(笑)。