1/20ロブウォーカーロータス72C


エブロ製「ロータス72」のバリエーションキット第1弾は、ロブウォーカーチーム仕様。
1970年のシーズン途中でロータス49Cに代わって登場し、プライベーターながらグラハム・ヒルのドライブで3ポイントを獲得しています。
コンストラクターから車を買って参戦できた、古き良き時代のF1マシンですね。
キットの変更点はブルーになったボディの成型色と、そしてデカール
さらにリアウイングの翼端板やバックミラーが新規パーツとなっています。
再現できるのは、メキシコ&アメリカGPとイタリアGP。
メキシコ&アメリカGP用のミラーは何と金属製で支柱部分は組み立て済み、さらには収納ケースはそのまま治具としても使える親切設計!
巨大なリアウイングを避けて視界を確保するためにミラーの支柱を延長したこのバージョンこそが本キットの最大の「売り」なのでしょうが、フロントウイングを持たないイタリアGP仕様(もちろん専用ミラーパーツも付属)も「過激」で興味深いですね。
いくら最高速をあげるためとは言え、ひどくアンバランスで危険そうだってことは素人目にもよく分かります。
そう、このイタリアGPは本家ロータスチームのヨッヘン・リントが事故死したレース。
このロブウォーカーチームと同じ仕様で走っていたので、前作のゴールドリーフロータスデカールを流用すれば、かの悲劇の車も再現できるという訳です。
でもさすがにそれはちょっと・・・、僕は無難にメキシコ&アメリカGP仕様で作ることとします。
72Cを駆るヒルの勇姿を描いたボックスアートもこれまた素晴らしい!