GP CAR STORY vol.02 641/2


MP4/4に次ぐ、シリーズ第2弾。
1990年のF1GPを盛り上げた641/2のフォト&資料集です。
エースのアラン・プロストとデザイナーのチェザーレ・フィオリオのインタビューは20年経った今だからこそ語れる内容で、すごく面白かった。
プロストとマンセルのどす黒い対立話くらいならまだしも、バーナード批判なんて当時おおっぴらに口にはできないだろうしね(笑)。
各レースごとの細かな仕様の違いが豊富な写真で紹介されるなど資料的価値もある1冊ですが、写真の精度がイマイチなので、そこからディテールを読み取って模型づくりに活かすのはちょっと難しいかも知れません。
まあ、あくまでも「読み物」として楽しむのが正しいかと。
・・・結果的には鈴鹿決戦でセナ&MP4/6に負けてしまった641/2。
それでも歴史的な名車であることに変わりはないし、読んでその気になったら、手つかずのまま放置しているタミヤの1/12キットの制作にでも取りかかるかな。


三栄書房刊。