HG 1/100「V2バスターガンダム」


既に20年も前のキットとなってしまったHG「Vガンダム」シリーズ。
このV2も、当時最先端の多色成型技術を駆使して、パチ組みでカラーリングがほぼ再現できるキットなのですが、いかんせん成型色が劣悪で、いかにも「安物プラスチック」という印象。
結局は塗り直さないとダメでしょうね。
でも、各パーツの形状やプロポーションは良好、Vガンダム系独特の優雅な曲面が見事に表現されていて、むしろ最新のデジタル技術で設計されたキットよりフォルムそのものは格段に美しいように思えます。
VガンダムもMGより旧キットのラインの方が色っぽさに富んでいましたが、やはりV2もそうなるんでしょうか・・・。
このキット、変形機構を組み込んでいるため、それぞれの形態でのバランスどりが難しかったのでしょう、MS時の胸部がボリューム不足な点と、さらには頭部の大きさが若干気になります。
ゆえに変形はオミットし、上記の2箇所に加え、パーツの隙間や裏側の密度を上げる方向で制作してみたいと考えています。
MGのVダッシュガンダムにあわせて「バスター」を選んでみたのですが、背負物だけじゃなく、脚部や腰部にも装甲が追加されているので、僕は素のV2よりこちらの方が好きですね。
思い起こせば、Vガンダムは敵も味方も良いデザインのMSが多かったなあ、とつくづく思います。
模型化されてないMSも多いので、そろそろまとめてリニューアルしてくれないかなあ。