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バイクモデルにも精力的に取り組んでいる最近のフジミですが、まさか仮面ライダーの愛車で攻めてくるとは！
完全新規金型によるプラモデルで、仮面ライダー1号の最初の愛機「サイクロン号」がついに登場です。
当時、第1話からテレビに釘付けになっていた世代にとっては、本郷猛が乗ったままで変身するシーンの多い、この「旧サイクロン号」には特に思い入れがあるのではないでしょうか。
実車でベースとなったのはスズキT20ですが、キットではカウル内部は省略されており、どちらかと言えば「キャラクターモデル」として企画されたキットのように思えます。
カウルとシートのパーツは大胆に一体化され、マフラーもスライド金型を用いてきれいな円筒形を見事に成型。
一方、チェーンやフレームまわりのパーツはきわめて繊細。
メリハリがつけられた非常に面白い構成のキットではないでしょうか。
とことんディテールアップする猛者もいるんでしょうが、このキットはパチパチと組んで雰囲気を楽しむのが吉かと思います。
一応シリーズナンバー1が与えられいますが、さあ、この模型、これからどんなバリエーション展開が控えているのでしょう（笑）。