1/32「FE.2b 後期型」


第一次世界大戦で活躍したイギリスの戦闘機。
胴体後部にエンジンとプロペラを持ち、主翼から伸びる4本のブームで尾翼を支える異形の構造。
胴体は美しい曲面で構成され、その複葉の翼もかなりの大きさ、さらに後部のフレームがむき出しで、なおかつ張り線が複雑にめぐっているので、かなり立体映えしそうな機体です。
ウイングナットウイングスらしい繊細な造形のパーツが整然とランナーに配置され、ただ眺めているだけでもうっとりしてしまう出来。
しっかりとした作りのパッケージやカルトグラフ製の大判デカール、詳細な解説書と塗装図など、隅々まで気が配られているので、下手に組み立てるよりもキットの状態の方が一つの工業製品としての魅力を堪能できるかも(笑)。
もちろん張り線の指示書も丁寧ですが、さすがに難易度は最上級。
やっぱり、飛行機模型のスキルを身に付けるまで不用意に開封するのはやめておこうかなあ。
でもちょっとだけいじってみたくもなるんだよなあ・・・、それほどに魅力的なキットです。