PS3「機動戦士ガンダムUC (特装版)」


どうせならと、様々なアイテムが同梱された「特装版」を選択。
アニメの1話から3話までのダイジェスト+スタッフ、キャストへのインタビュー映像を収録した「機動戦士ガンダムUC collector's Disc」と、2011年10月1日に行われたイベントのライブパートを収録した「機動戦士ガンダムUC Film & Live」はそれぞれBlurayメディアで。
そして原作者福井晴敏が書き下ろした「機動戦士ガンダムUC 戦後の戦争」という短編が冊子で同梱。
さらにデルタガンダムが使用できるプロダクトコードも封入されています。
うん、それなりに充実はしてますね(笑)。
で、肝心のゲームの方ですが、まずどうして値段が安いのか分かりました。
追加シナリオや機体は有料でダウンロードしなきゃいけないんですね・・・。
最近流行っている手法のようですが、あまり気持ちの良いものではないですな。
こんなことばかりしていると、そのうち皆からそっぽを向かれるんじゃないでしょうか。
よってディスクに収録されている内容は必要最低限。
もともと3話までの物語しか体験できないことは知っていましたが、やはり物足りなさを感じます。
アニメを追体験する「ユニコーンモード」は、肝心のストーリー部分が静止画メインというお粗末さ。
感情移入もへったくれもないですな。
むしろメインは、自由に部隊を編成して戦う「カスタムキャストモード」でしょう。
UCポイントと称されるものを貯めて、MS、戦艦、武器を購入、育成し、さらにエンブレム等でカスタマイズしてミッションに挑めるというモード。
ただグラフィックの質はさほどでもないし、操作も意外に難しい割りには、宇宙空間での単調な戦闘アクションが続くので正直すぐ飽きてしまいそう。
「燃料」の概念の導入による戦術性や、射撃が決まった時の爽快感などはそれなりにあるけれど、全体としてはイマイチな出来。
旬の素材だから「稼げるうちに稼げ!」という印象の強い1本で、正直ゲンナリとしてしまいました。