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ブラックビューティ「ロータス79」の1/12スケール模型で、発売元はモデルファクトリーヒロ。
もちろんプラモデルではなく、レジン、ホワイトメタル、エッチング等が素材のマルチマテリアルキットです。
最大の見せ場はカウル内部の完全再現。
DFVエンジンは完成すると見えなくなるシリンダーヘッド等までパーツ化され、さらにはコード類まで付属するという精密さ。
このエンジンだけを別売する予定もあるそうですが、この完成度を見せつけられると納得せざるを得ませんね。
エンジンはメタルパーツが主な素材なので、単体でもずっしり重みもありますし。
サスペンション基部やブレーキ周りも大スケールのメリットを活かした充実ぶり、コクピット内も密度感タップリの仕上がりになります。
驚くほどディテールのはっきりしたレジンパーツやシャープな大判エッチングを見ているだけでも思わずうっとり・・・。
もちろんプラパーツに比べたら勘合等の精度は低いし、パーツそのものの歪みやたわみもあるけれど、普通にレジンキットを作れるくらいの技術があれば、何とかなりそうだし、説明書も見やすく、分かりやすいので、敷居はさほど高くなさそう。
で、やはり一番の難関は黒塗装なんでしょうね。
ちなみにデカールはシルク印刷でかなり上質のものが付属し、おまけにタバコデカールもこっそりと入っていました（笑）。
何より1/12スケールの内部再現モデルでありながら、6万円という低価格でリリースされたことを素直に喜びつつ、メーカーの努力にも敬意を表したいと思います。
たぶんプラモデルで発売されても3万円は超えると思うし・・・。
いつ絶版になるか分からないので、とりあえず買えるうちに買っておいて、後悔するなら後でしようと思っていたけど、今のところは後悔どころかむしろ満足感に包まれています（笑）。