フレームアームズ「フレズヴェルク」


様々な可能性が追求される「フレームアームズ」シリーズの新作は完全可変モデル。
デザイン担当は合体システムを取り入れた「グライフェン」の木下ともたけ。
ホントに立体パズル的な思考の得意な人ですね。
デザインも曲面主体の流麗なもので、全身にちりばめられた透明ユニット(クリアパーツ)が意匠上の大きなポイントにもなっています。
紫を基調としたカラーリングもなかなかのかっこよさです。
変形機構はZガンダム系に近いものですが、フレームパーツを新規に追加することなく、この変形システムを実現できたのはかなりの驚き。
飛行形態ではフレームが大胆に露出しますが、きっちりデザインの一部に組み込むなど、実によく練り込まれた模型です。
飛ぶためのフォルムとしてはやや「固まり」感が強いような気もするけど、むしろここまで破綻なくよくまとめたなと思います。
武装(ライフル兼ブレードというアイデアも秀逸!)まで塗装が施されるなど、コトブキヤの気合いと熱意もひしと伝わってきます。