1/20「フェラーリF10  日本GP」


フジミF1の新作はなんと昨年型フェラーリ
あと一歩のところでチャンプを逃したマシンだけど、まさかインジェクションキットになるとは夢にも思っていませんでした。
アロンソはダブルチャンプなのに、このF10が初めて1/20スケールでキット化されたプラモデルなんですよね(・・・う〜、ルノーR25かR26が欲しい!)。
F60から進化したグラマラスなボディワークや特徴的なFダクト、複雑なデュフューザー等がかっちりとしたプラパーツで丁寧に表現された、このF10。
レベルの1/24スケールも全体のプロポーションに不満はなかったけど、タイヤ、ブレーキ周りやウイング、ディフューザーの造形はやはり小スケール相応だったので、その辺がシャープかつ精密に再現されているのはうれしいですね。
まだ仮組みしてみただけですが、すごく組みやすいし、複雑に分割されたパーツが見事にパチピタと決まる驚きの精度でした。
成型も薄いところはきちんと薄くなっているし、さらにウイング類が白で成型されている点も塗装が楽になるのでありがたい配慮です。
おまけに立体資料としての価値も高い!
ディフューザーは2パーツで構成され、「なるほどこういう風に空気が流れるのか」と思わず納得させられるし、傾斜させてエンジンを積んでいるってことも、このキットではじめて知りました。
あ、あと、ついに箱の厚みが増したことも特筆すべき事柄でしょう(笑)。
まずは日本GPからリリースされましたが、たぶんレインタイヤを装着し優勝してポイントリーダーになった韓国GPや、フェラーリ参戦800戦のトルコGP、Fダクト非搭載の初期GP仕様など、いつも以上にバリエーション展開されるだろうと今から予測しておきます(笑)。
で、どんどんキットの評価まで下がっていくんだよなあ。