1/10「ISS船外活動用宇宙服」


SF専門のバンダイが、ついに現実に存在するメカを模型化!
「エクスプローリング・ラボ」と題されたシリーズの第一弾は最新鋭の宇宙服。
国際宇宙ステーションの外で作業する際に着用する、あのおなじみのスーツです。
「MG FIGURERISE」のノウハウを活かし、プロポーションと可動性を見事に両立させた宇宙服プラモですが、まあ見方によっては「モビルスーツ」と言えなくもないかも(笑)。
スケールは1/10なので全高は約20cmと手頃な大きさ。
表面のディテールの再現度も高く、関節部の構造もうまく処理されていて、素組みでも違和感は全くなし。
こういったところの表現力は、「さすがはバンダイ」と言わざるを得ませんね。
ただ、パーツは基本モナカ割りなので、接合面は接着、整形が必要かな、と。
造形面でのアクセントとなるヘルメットの出来は特に秀逸!
バイザーは実物と同じ2重構造が再現されており、強烈な太陽光を遮断するための第1層部には質感バッチリの金メッキが施され、映像で見るイメージそのまま!
さらにヘッドライトはLEDで発光可能となっています。
無重力下での足場となる「APFR」とそれを連結できる台座や、「ピストルグリップツール」(電動工具)まで付属。
ちょっと価格が高めに設定されているのが残念だけど、まあキット化してくれただけでもありがたいと思うようにしましょう。
現実に存在するモチーフだからこそ、よりロマンティックな想像力がかき立てられる1点です。