1/48特別攻撃機 桜花一一型


昭和20年に実戦投入された、ロケット推進で敵に体当たりをかける「人間爆弾」。
犠牲者は多数にのぼるも、戦果は皆無に等しかった大戦末期の悲しい特攻機で、YS-11の設計で知られる木村秀政が基礎設計を手がけています。
こういうモチーフを扱うだけで「不謹慎」と騒ぐ人もいるんだろうけど、ただ「封印」するだけでは歴史を正しく認識することなどできません。
「回天」に続き、記憶すら風化しつつある機体を良質の立体資料として提示してくれたファインモールドには大きな賛辞をおくりたいと思います(ハセガワの1/72桜花は基本「オマケ」でしたし・・・)。
パーツ数は全69と少ないものの、ランナー状態でもファインモールドらしい小気味良さが感じられて、早く組み立ててみたい!という衝動に駆られます。