アイルトン・セナ〜音速の彼方へ


映画館では見逃してしまったのでDVDソフトを購入。
2枚組の「コレクターズエディション」に付属するブックレットと特典DVDの内容にはあまり惹かれなかったので通常版を選択。
昔の映像を編集したものなので画質が悪いのは仕方なし。
よってDVD版で充分かな、と。
映画そのものは100分ちょっとの短い時間でセナの生涯とそのキャラクターをよくまとめているな、と思いました。
レースシーンよりもプロストとの確執など人間模様の描出に時間が割かれていて、個人的にはやや物足りなさも残るものの、「セナ=善、プロスト=悪」のような単純な図式ではなく、善悪を併せ持つ人間同士のぶつかり合いとして描く姿勢には共感が持てました。
ただし、FIFAという組織の描かれ方はちょっと可哀相でしたけど(笑)。
こういうストーリー仕立てでラストの94年サンマリノGPを見せられると、やはり涙がこらえられない。
うん、なかなかに力量のある監督さんですね。
そして、当時は大嫌いだったセナのことも、ちょっとだけ好きになりました。