1/32「惑星探査機 はやぶさ」


2003年に打ち上げられ、小惑星イトカワ」を調査、数々の苦難を乗り越え、本日帰還(燃え尽き?)予定の日本製惑星探査機が、なんとアオシマから登場!
この「はやぶさ」には技術大国日本の「意地」と悪戦苦闘の「物語」がギュッと詰まっており、日本人であれば組み立てながら「涙」すること請け合いのキットであります。
JAXAから正式にライセンスを受けたプラモデルで、スケールも定番の1/32だから航空機と並べても面白そうですね。
イトカワを模した台座や小型ローバ・ミネルヴァが付属するなど、おまけも充実!
想像ではもっと小さいものかと思っていたけど、パーツを眺める限りでは意外とデカくてビックリでした。
子供の頃に感じた模型作りのワクワク感を久々に味わえそうな1点ですが、模型としてのクオリティは二の次で、まずはモチーフへの感情移入を最優先に考えて商品を開発していくやり方は、昔からアオシマが一番得意でしたね。
実際かなり売れているみたいだし、みんなこういうキットを待っていたんでしょう。
一方では人気取りだけが目的の無意味な「仕分け」に賛同する人間もいっぱいいるようですが、そもそも知識がない分野に口をはさむような恥さらしな人間って、ちょっと前までこの国にはほとんどいなかった気がします。
共感できないもの、理解できないものはすべて「不要」である、という最近の日本人の短絡的な判断傾向は、マジでこの国の技術も文化もつぶしかねない・・・、恐ろしいことです。