タミヤ 1/20 ロータス79


タミヤの1/20グランプリシリーズもついに60作目。
選ばれたのは、「ブラックビューティー」ことロータス79。
なんとも残念なことにハセガワとバッティングしてしまった訳ですが、そのハセガワが当初の7月発売予定を2ヶ月も繰り上げてタミヤの先を越そうとしたら、なんとタミヤまでもが前倒しの発売を画策し、結果2社のキットが同じ日に並ぶという、何とも珍しいことに。
最新モデルの立体化ならまだ理解はできるものの、1978年のF1マシンが30年後に2社から同日発売になるなんて(笑)。
おまけに、パッケージの雰囲気まで似ていますよ。
ということで、まずは1/20スケールの開拓者である大御所タミヤから。
定価でハセガワよりも400円高いのですが、まずはエアファンネルの金属製パーツが同梱されているのがポイント。
サイドポンツーンのエアアウトレットの形状がドイツGP、イギリスGPのいずれかから選択でき、カウルも実車どおりの前後で分割、ハセガワよりもパーツはやや細分化されているようです。
造形もよりシャープな感じ!
やはりDFVエンジンは以前のパーツの流用品で、メッキ済みのホイールも同様。
それでも従来品そのままではなく、エンジンは新規パーツを組み合わせるところも多く、どうせならいっそのことオール新規でも良かったんじゃないの、と思ってしまうほど。
タミヤの大きなマイナス点はここに尽きるのだから、もうひとふんばり欲しかったところです。
グッドイヤーのロゴが付属しないのは、最近の製品のフォーマットどおりだから、まあ仕方ないのでしょうね。
デカールはオフセットとシルクの併用だけど、メタルイントレットが入っているのはこちらだけ。
もちろんパーツを眺めただけでの印象だけど、どちらかと言うと組みやすそうなのはタミヤかなあ。