ZOIDS 1/72「アイアンコング」


ゴリラメカ。
取っ手付の大きな箱にみっちりとパーツが詰められ、その数なんと1000越え。
当初は値段が高いなあと思っていたけど、パッケージを見て納得です。
今までのキットとはやや傾向が異なり、プロポーションタカラトミー版の立体と大差なく、どちらかと言うとディテールの解像度が上がった感じ。
何よりも驚いたのは、ガンプラのようにフレーム構造が再現され、その上に外装を被せていくという仕様。
フレームアームズ」のような素体ではなく本格的な内部メカで、フレームが連動して関節が動いたり、胸や腹部は完成後でも外装が開閉して内部が確認できるなど、コトブキヤの「挑戦」が随所に盛り込まれています。
生物的なフォルムと機械的なディテールがうまくかみ合った面白いキットと言えましょう。
一部関節にはロック機構も取り入れられ、ゴリラのドラミングポーズが破綻なく決まるのもさすがです。
口も開閉が可能ですが、まさか歯や舌まで造形されているとは・・・、思わず笑ってしまいましたよ。
武器は「対ゾイド6連装ミサイルランチャー」と「TVM地対地2連装戦術ミサイル」が付属。
パーツ数がパーツ数なだけに細かな部分の色分けも完璧だし、しかもかなり大型の模型になるので、完成すれば高い満足感と達成感を味わえそうですが、問題はそこに至るまでの「根気」でしょうね。
僕はあまり自信なし(笑)。