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今回の特集は「無敵!空想科学戦車の逆襲!」。
かつてプラモ市場で人気のあった空想戦車の特集で、登場するのはイマイ「連結戦車クローラー」、ニットー「地底戦車ジェットライザー」、ミドリ「アトラス/キングモグラス」等々。
それにしても昔のプラモは面白いですねえ。
スケールモデルだろうが、キャラクターモデルだろうが、「造型」として見た場合にクオリティが高いとは決して言えないけれど、その欠点を補って余りある魅力的なギミックを必ず備えているから。
この時代のキットがお宝になっているのも、ただ単に「古くて珍しい」からではなく、それらが「模した型」であることを超え、強烈な個性を持った「オリジナル」だからではないかと個人的には思っています。
モチーフの精密な縮小再現に重きがおかれるようになってからのキットは、いくら時間が経過してもこうはならないような気がしますね。
その他も、海外製SFキットの紹介や連載コラムなど、ガンプラ一辺倒の月刊広告模型誌とは一線を画す充実の内容で、一人の模型ファンとして、こういう本がきちんと売れる世の中になって欲しいと切に願う次第。
学習研究社刊。