コトブキヤ「テムジン」


1/100スケールで15cmちょっとの大きさなのに定価が5000円とは暴利じゃないか、と当初は思っていたものの、そのパーツ群を見て納得。
とんでもないボリュームじゃあないですか!
もともと複雑な配色を持つバーチャロイドなのに、組み立てるだけでそのカラーリングを再現してしまおうというのだから、パーツ数は必然的に多くなるし、これは良い意味での「暴挙」と言えるかも知れません。
ボディを引き締める効果を果たす黒い部分までもがある程度パーツの段階で色分けされているので、パチ組みの見栄えもグンとアップ。
下腕などパーツの接合面が目立つ場所もいくつか存在しますが、もし気にならなければ、成型色の色味も上々なので、無理に塗装する必要はないかも。
若干色を足して、スミ入れするだけで仕上げた方が、きれいな完成品になるんじゃないでしょうかね、コレ。
と、それくらいに出来の良い模型です。
ハイエンドCGのデータから原型が作られているので、プロポーションもほぼイメージどおり。
股関節や肩関節には引き出しギミックが内蔵され、ポージングの幅が広がるなど、隅々にまで配慮の行き届いたキットと言えましょう。
ボックスアートもこれまたセンス良し!

コトブキヤ製。