1/144「ダイゼンガー」


スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS」シリーズの「集大成」ということですが、パーツを見ての印象はちょっと大味かなあ、と。
完成時の全高が38cm、長さが60cmにも及ぶ斬艦刀が2種付属するなど、完成時の迫力はかなりのものでしょうが、一つ一つのパーツの情報量がちと少ない気がしてやや萎え気味。
この大きさにもかかわらず左右のモナカ割パーツが多いってのもいかがなものかと。
プロポーションはスケール相応にメリハリの強調されたアレンジが施されていてカッコいいし、一部にラチェット式関節が採用されるなど強度もしっかりと考慮されているようで、その辺は一安心。
顔の表情は3種に差し換え可能、さらには肩部の発光ギミックや音声ギミックまで内蔵されるなど豪華キットならではのプレイバリューも盛り込まれており、この辺は多分にバンダイのPGシリーズを意識しているのでしょう。
でも個人的にはその部分のコストを削って値段を下げてもらえた方がありがたかったかも。
さらに言えば、プラパーツの他にエッチング(足裏用!)やステンレス(刀の基部用!)といったマテリアルが用いられていますが、こういうものはもう少し目立つところに使ってほしいし、せっかくの高額キットなんだからコトブキヤが得意とするディテールアップ用パーツをたっぷりと入って欲しかったところ。
パーツが大きいだけにヒケや成型のムラがかなり目立つし、ここまで巨大な立体物だと成型色そのままでは玩具然として見栄えも悪い・・・、う〜ん、これは「積んどく」キットになりそうな予感・・・。
同スケールのHGUCデンドロビウムと並べてみたいっていう欲望はあるんですがね(笑)。