ライン・ヴァイスリッター


感想はただ一言、凄い!!
有機的なプロポーションの再現性が非常に高く、ボリュームも満点。
金型成型に制約なんてありはしないのだ、と言わんばかりのその複雑な造形に、ただただ圧倒されてしまうキットです。
複雑なカラーリングもほぼ設定通りに色分けされていますし(塗装済みの箇所は羽の青と爪と頬の黄色、そしてカメラアイ)、成型色の雰囲気も抜群!
プラスチックに加え、腕や脚部の繊維質(?)を表現するため柔らかな印象を与えるPCV素材を積極的に用いており、さすが「柔軟性」に富むガレージキットメーカーだと感心しきり。
曲面は曲面、直線は直線、鋭利なところは鋭利、薄いところは薄いという当たり前のことを当たり前のように表現できる点からも、今のコトブキヤの高い技術力が読み取れます。
武装は巨大な「ハウリング・ランチャー」のみとなっていますが、尾のパーツはなんと組立済みのベンダブル素材で曲げが自由自在!
箱の大きさに比例して、中身も超絶の1点でした。
キャラクター模型としては今年の一、二を争う出来ではないでしょうか。