1/24可変ガーランド


1980年代の人気OVAメガゾーン23」に登場するガーランドが、21世紀になってあのアオシマから完全新金型で発売になるとは当時誰が予想できたでしょう。
非スナップフィット、パーツの挟み込み式関節など、キットそのものが1980年代からタイムスリップしてきたような出来なのは、アオシマだから笑って許すことに。
マニューバスレイブモード(ロボット形態)はプロポーション的に問題なさそうですが、どうやら関節の保持力がかなりヤバイらしい。
当初は「完全変形」でマニューバクラフトモード(バイク形態)になるよう開発が進められていたみたいだけど、アオシマの技術ではさすがに無理だったのか、結果脚部は差し替えになったし、案の定発売も随分と伸びてしまったようです。
とは言え、そのマニューバクラフトモードもプロポーション的には良好で、ゴム素材のタイヤ、ウインカーやカメラアイにはクリアパーツが使われるなど質感もなかなか。
モールドだってまあシャープだし、あとは組立行程とか、パーツの合いとか、素材の選定とか(変形キットなんだから、せめてABSくらいは使ってよ)、設計の経験をもっと積めばすぐコトブキヤ製キットのレベルには達するように思います。
かつてアニメキットと言えば「アオシマじゃよ!」という時代もあったのだから、ここはひとつ頑張って欲しいところ。
でも、出来の良いアオシマキットというのも何だか変な気もしますがね(笑)。
とりあえず、今回はヒロイン「時祭イヴ」が付属する限定版の自治軍カラーを選択。