劇場版イングラム1号機


完全新規造形による劇場版イングラムが、TV版の発売からかなりの間隔を空けて登場。
まあ実質的には年末の「ヘルダイバー」、「ブロッケン」の発売にあわせたバージョンアップということなんでしょうね。
リボルバーカノン(収納ベイ用を含めた3種)、90mm連装ライアットガン、スライド伸縮アーム、スタンスティック(2種)と予備のアンテナにバイザーヘッドという多彩で豪華なオプションパーツが付属。
さらにTV版にはなかった、脚部リボルバーカノンの取り出しギミックが再現されたのははうれしい限り、です!
こう書くと満点のフィギュアのようにも思えるのですが、今回完成品トイとしての根幹をなす成型、塗装のクオリティにやや難ありな気が・・・。
曲線と直線をそれぞれしっかり出せないと、イングラムの魅力は半減すると個人的には思っているのですが、PVCという素材の関係もあるにせよボディラインがグダグダでシャープさに欠けるし、トドメは厚み、ムラ、はみだしといった塗装の酷さ。
2000円以下の価格帯を維持するために、様々な箇所でコストダウンしているんじゃなかろうかと邪推したくなるほど。
武器と手首が別パーツになったり、肩部のリボ化、ライアットガンの大型化など前作TV版の不満点がきちんと改良されているだけに惜しい一点です。
旧正月前だったからやっつけ仕事になっちゃったのかな、中国の人。